トラブル内容

動物用人工呼吸器において、麻酔回路も機械内部のチューブも正常につながれているが、回路外れアラームが鳴っている。

トラブルの原因

メモリ用バッテリーからの液漏れによる、制御基板の腐食の可能性があります。メモリ用バッテリーとは、本体電源を落とした場合でも、機械のメモリを記録しておくための補助バッテリーです。長年使用していると、メモリ用バッテリーが劣化し、液漏れを起こす場合があり、制御基板を腐食する原因の一つになります。制御盤が腐食した場合、換気量などのパラメーターが勝手に変動するという症状以外に、電源を入れても機械が立ち上がらなくなるなど、重大な問題につながる可能性があります。

動物用人工呼吸器のメモリ用バッテリー

トラブルの解決

メモリ用バッテリーの液漏れによる制御盤腐食が原因の場合、メモリ用バッテリーと制御盤の交換が必要になります。交換はお客様では不可となり、対象メーカーへの依頼が必要です。メモリ用バッテリーの劣化、制御盤の腐食は、手術時に人工呼吸器が使用できない等、重大な問題に発展します。日常点検やメーカーの定期メンテナンス実施による、トラブルの早期発見が必要となります。



動物用医療機器.comの対応

動物用医療機器.comでは、24時間365日の電話対応が可能です。
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