動物用生体情報モニターとは
生体情報モニターとは
そもそも生体情報モニターとは、心電図や呼吸、体温、血圧などの生体情報をリアルタイムに測定・記録するための医療機器です。人間用ですと、患者が横たわっているベッドの脇に備え付けられた患者一人一人の容態を示すタイプ(ベッドサイドモニター)と、ナースステーションなどで集約して一括表示するタイプの2種類があります。動物用の生体情報モニターでは、このうち前者のベッドサイドモニタータイプが主流となります。
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生体情報モニターはいつ使うのか
生体情報モニターは、人間・動物問わず、刻一刻と変化する病状の変化や体の状態を定量的に把握するために用いられ、特に手術室や集中治療室にいる患者についてはほぼ全ての患者へ適用されます。
そのような生体情報モニターでは何を測定するのか、先ほど「心電図や呼吸、体温、血圧などの生体情報」と述べましたが、次以降でもう少し具体的に述べたいと思います。
心電図の測定
生体情報モニター、特にベッドサイドモニターで測定する項目として皆さんが一番想像しやすいものの1つが「心電図」でしょう。
心電図は生体情報モニターにおいては上下2段に分けて表示されますが、これは同じ波を上下2段に分けて表示することで、致死的な不整脈を見逃さないようにすることを目的としております。
生体情報モニターにおける心電図は、次のような観点について目を配ります。
・危険な不整脈の有無
・P波やQRS波の有無
・QRS間隔の規則正しさ
・QRS幅は正常か否か
・異常なP波やQRS波の有無
・ST上昇や下降の有無
・基線において細かな山がないか
呼吸の測定
生体情報モニターでは呼吸の状態を表示することも可能です。具体的には、①「呼吸の数」および②「呼吸曲線」の2つを測定・表示することができます。
①「呼吸の数」については、その数が正常な範囲内かどうかについて目を配ります。
②「呼吸曲線」については、呼吸パターンに異常がないかどうかについて目を配ります。
その他のデータの測定
生体情報モニターで測定できるその他のデータとしては、非観血式血圧(NIBP)・血中酸素濃度(SpO2)・心拍数・脈拍などが挙げられます。これらについても先に述べた2つのデータと同様、数が正常な範囲内か、異常がないかについて目を配るのです。
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