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動物用人工呼吸器COMPOS X
使用前準備・操作方法

COMPOS Xの使用前準備

COMPOS Xの使用前準備として、医療従事者の皆様にセット頂く、フローセンサーとセンサーケーブルの組付け、フローセンサーと呼吸回路の接続について説明します。

 

フローセンサーとセンサーケーブルの組付け

①付属センサーケーブルのセンサー装着部を片方の手で持ってください。もう片方の手で、付属のフローセンサー(ディスポ)の切り欠き部を下図にような方向で持ってください。

②フローセンサー(ディスポ)の切欠き部をセンサー装着部の溝に入れてください。

③フローセンサー(ディスポ)をセンサー装着部のツメでカチッと固定されるまで回転させてください。

 

フローセンサーと呼吸回路の接続

フローセンサーと呼吸回路の接続例です。

フローセンサーと呼吸回路の接続例

 

 

 

 



COMPOS Xの操作方法

 

①モード選択

・強制換気モード:強制的に患畜に換気動作を行うときに使用します。 ・バックアップ換気モード:設定されたAPNEA(無呼吸)時間以上に患畜の呼吸がない場合、強制換気にて呼吸の補助を開始します。 ・ジェットモード:ジェットを使用して、非常に小さな患畜に換気動作を行うときに使用します。ジェットモード時、本装置前面の一回換気量、最大呼気圧、PEEPエリア表示は全て「ーーーー」が表示され、計測数値は表示されません。 ・モニターモード:自発呼吸の一回換気量の測定を行います。ただし、換気動作を行いません。

1)本装置前面のモード切替つまみを「該当のモード」の位置まで回してください。最初の1秒間、電源異常を除くLEDが全点灯し、警音ブザー音がします。LEDの欠けやブザーの音切れを確認してください。

2)設定変更する際には、選択ボタンを押して項目を選んでください。

3)数値点滅中に、数値設定ツマミを回して、設定表示内の数値を希望する値に変更してください。

4)すべての設定を終えたら自動設定ボタンを押してください。

 

②換気中のフロートリガー調整

本装置は、ジェットモードを除く換気モード時にフロートリガーを調整することができます。

1)本装置前面のモード切替つまみを「モニター」、「バックアップ換気」または「強制換気」のいずれかにしてください。

2)自動設定ボタンと消音ボタンを同時に押してください。一回換気量表示エリアに「前回の設定値」が表示されます。デフォルトは「20」です。単位は「×0.1L」です。20が表示されている場合は、2Lを意味します。

3)数値設定ツマミを回して設定表示内の数値を希望するフロートリガー値に変更して下さい。

4)数値を設定したら選択ボタンを押します。

 

③分時換気量と呼吸回数の表示

本装置を使用中に患畜の分時換気量と呼吸回数を表示することができます。

ただし本成寺はジェットモードで動作しません。モニターモード、バックアップ換気モード、強制換気モードでのみ表示することができます。

1)本装置前面のモード切替つまみを「切」以外の位置まで回してください。

2)選択MV/BRボタンを2秒以上長押ししてください。

3)選択MV/BRボタンを押しているあいだ、本装置前面右側に、上から一回換気量、分時換気量、呼吸回数が表示されます。

 

 

 

 



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