動物用生体情報モニター BM7 vet Proの使用方法
①各部の名称と機能
生体情報モニターを正しく操作する上で、各部の名称と機能を正しく把握することが重要です。
名称 |
機能 |
アラームランプ |
アラーム時、点滅する。 |
数値表示部 |
使用パラメータの測定値を数値で表示する。 |
アラームボタン |
アラーム発生時、それを停止または復帰する。 |
印刷ボタン |
印刷の開始及び停止。 |
NIBPボタン |
手動でのNIBP測定の開始及び停止。 |
機能ボタン |
HOMEキー及びパラメータだけを大きく表示する機能を選択。 |
コントロールノブ |
左右に回し移動した位置で押し、メニューを選択。 |
電源ボタン |
本体の電源をON/OFF。 |
AC電源LED |
AC電源使用時、点灯。 |
バッテリ電源LED |
バッテリ使用時、点灯。 |
波形表示部 |
使用パラメータの測定値を波形で表示する。 |
②動物情報の入力
動物のアイコンを押して、動物の個人情報(ID、動物及び保護者の名、動物タイプ、性別、体重)を入力してください。
メニュー項目 |
説明 |
使用可能設定 |
Animal Informationメニュー |
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Animal Type |
動物タイプ選択 |
子犬、猫、犬、馬 |
ID |
動物ID |
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Auto ID |
ID自動生成 |
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Pet Name |
動物名前 |
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Client/Owner |
保護者名前 |
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Gender |
性別 |
雄/雌 |
Weight |
体重 |
XXX.XX Lbs |
Default Settingメニュー |
動物情報設定値を基本値に設定 |
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③アラームの設定
アラームアイコンを押して、パラメータを設定してください。
メニュー項目 |
説明 |
使用可能設定 |
Alarm Setup メニュー |
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パラメーター アラーム制限 |
全てのパラメータアラームレベル、 動作設定メニュー |
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不整脈 アラーム状態 |
不整脈アラームレベル・動作設定メニュー
ASYSTOL(心停止), VTAC(心室頻脈), VTAC/VFIB, BIGEMINY(2段脈), TRIGEMINY(3段脈), ACCVENT(加速性心室), COUPLET(2連発), IRREGULAR(不規則), PAUSE(停止), R on T, VBRADY(心室除脈), SHORTRUN, PVC(心室性期外収縮) |
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システム アラーム状態 |
システムアラームレベル動作設定メニュー LOW BATTERY |
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アラーム パラメーター |
アラーム関連設定メニュー |
アラーム音量 アラーム一時停止時間 |
ナースコール |
使用者環境設定メニュー |
Nurse Call機能ON/OFF コールタイプ設定 設定時間設定 アラームレベル設定 |
④各種設定
必要であれば設定アイコンを押して、各種設定を行ってください。
メニュー項目 |
説明 |
使用可能設定 |
SETUP メニュー |
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パラメーター設定 |
モニターから測定に使用するパラメータの選択及び色相設定メニュー ECG,SPO2,RESP,NIBP,TEMP,IBP1, IBP2,ETCO2,M/D-GAS |
パラメーター表示 ON/OFF パラメーター色相設定 |
単位選択 |
モニター測定に使用される単位設定 |
重量単位、血圧単位、 ST単位、温度単位、 ETCO2単位、FICO2単位 N2O単位、O2単位、 AGENT1ユニット単位 AGENT1ユニット単位 |
ユーザーサービス |
使用者環境設定 |
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システム情報 |
ソフトのバージョンの表示、言語設定 |
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ネットワーク情報 |
ネットワーク情報及び設定 |
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データー出力 |
BM Vet Central(BT-Link, B-Link)設定 |
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HL7 |
通信機能の設定 |
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アラーム設定 |
アラーム関連設定 |
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表示オプション |
波形スピード等の設定 |
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病院情報 |
病院名、住所等の設定 |
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⑤リード電極の装置
リード電極の装着は、右記を参考に正しく行ってください。
ECGメニュー |
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メニュー項目 |
説明 |
仕様可能な設定 |
1. アラーム |
ECG パラメータアラーム設定メニュー |
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2. QRS ボリューム |
音量はOFFと10%から100%に変更可能。 SpO2音量を設定すると自動にOFF設定 |
OFF, 0%~100% |
3. 表示オプション |
ECGパラメータ波形ディスプレイ設定 メニュー |
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4. 不整脈 |
不整脈アラーム設定メニュー |
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5. ST/PVC |
PVC分析有無、STテンプレートチャンネル選択、ST分析有無及びISO(R-)/ST(R+)値設定。 |
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6. ペースメーカー |
ペースメーカー検出表示可否設定 |
ON/OFF |
⑥Spo2センサーの装着
SpO2センサーは2つあります。1つはYクリップセンサーです。一般的には舌クリップとよばれてます。これは、唇、舌、外陰部、つま先の水かきで使用することができます。
もう一つは反射板プローブです。これは直腸プローブと誤認されることがあります。このプローブは、尾尻の基部の下側に巻くのがベストです。場合によっては毛を剃る必要があります。また、太ももの内側、腹部の中間部分に使用することができます。
SpO2メニュー |
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メニュー項目 |
説明 |
使用可能な設定 |
1. アラーム |
SpO2アラーム設定メニュー |
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2. レートボリューム |
音量はOFFと10%から100%に変更可能。 ECG音量を設定すると自動でOFF設定。 |
OFF, 0%~100% |
3. 表示オプション |
SpO2パラメータ波形ディスプレイ設定メニュー |
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⑦NIBP
NIBPメニュー |
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メニュー項目 |
説明 |
使用可能な設定 |
1.アラーム |
NIBPアラーム設定メニュー |
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2. 設定 |
カフサイズ ※カフ交換をする際は、カフの実寸と 本体のカフ設定が合う様に必ず調整を して下さい。 |
小(1~3) 大(4~5) |
加圧 機器に電源を入れて、初期加圧時に最高圧力範囲で加圧すると動物に苦痛を与える可能性がある為、最初に加圧圧力を通常で設定する。
基本設定値: 子犬:120 mmHg 猫:140 mmHg 犬:170 mmHg 馬:170 mmHg |
子犬:60 –140 mmHg 猫:80 –170 mmHg 犬:120 – 250 mmHg 馬:120 – 250 mmHg |
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加圧設定適用方法。 一度 : 最初血圧測定時、設定された加圧値まで、加圧をするが、その後、患者の血圧値によって自動調整する 毎回 : 血圧測定する度に設定された加圧値を適用する。 |
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3. 測定間隔 |
自動的に血圧測定するための間隔を設定する機能。 設定値は1min, 2, 3, 4, 5, 10, 15, 20, 30, 60, 90, 2 hours, 4, 8. 間隔を設定した後、血圧測定制御キーを押してNIBP測定を開始する必要がある。 |
1min, 2, 3, 4, 5, 10, 15, 20, 30, 60, 90, 2 hours, 4, 8.
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4. バイタルサイン確認 |
最後に測定された数値から遡る40回を記録 |
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☞ カフを装着する際は、カフのホースは脚の下側に置いて、動物の大きさに合ったサイズを使用して下さい。
動物用生体情報モニター BM7 vet Pro その他の設定
その他の設定
◆ 呼吸
RESPメニュー |
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メニュー項目 |
説明 |
使用可能な設定 |
1. アラーム |
RESPアラーム設定メニュー |
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2. 表示オプション |
RESPパラメータ波形ディスプレイ設定メニュー |
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3. 無呼吸検出 |
APNEA状況時、検出及びALARMの執行可否を決定する機能メニュー。 |
OFF/ ON |
◆体温
Temp メニュー |
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メニュー項目 |
説明 |
使用可能な設定 |
1. アラーム |
Tempアラーム設定メニュー |
アラーム使用の有無、アラームレベル、アラームの上下限値を設定します。 設定値は0℃~50.0℃です。 |
2. 表示オプション |
Tempパラメータ波形ディスプレイ設定メニュー |
2 チャンネル使用可否、 二つの温度差を値に表示可否 |
◆ デュアルガス(CO2、麻酔ガス)
D -GAS メニュー |
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メニュー項目 |
説明 |
使用可能な設定 |
1. アラーム |
D –GASアラーム設定メニュー |
EtCO2, FiCO2, AWRR, APNEA, AG1-E, AG1-Iパラメータアラーム、レベル、動作設定 |
2. 表示オプション |
D-GASパラメータディスプレイのオプション設定メニュー |
掃引速度、スケール、グラフのみ表示、測定波形設定、単位設定 |
3. 無呼吸検出 |
APNEA状況の時、検出及びアラームの実行可否をON/OFFで決定するメニュー。 |
ON/OFF |
4. モジュールセット |
モジュール設定メニュー |
ガスモード設定、麻酔ガス設定 |
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生体情報モニター BM7 vet Proは、適切な使用前準備・操作が必要です。当ページで説明した通りに使用いただけますと幸いです。不明点がございましたら、お気軽にお電話や下記問い合わせページより問い合わせください!